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ボランティア体験記
「8歳あまね日記・母との語らい」

あまねちゃんとお母さん (第10回SCHECカンボジア支援活動 07年4月参加)

あまね日記 4月27日(金)

カンボジアでのこと(4)

 今日はみんなにハブラシやペンをあげて、いどといっしょにしゃしんをとったあと、またハブラシやペンをあげるのにみんなすごくあつまってきてたいへんでした。でも、子どもとあえて楽しかったです。

 くるまのなかでもよくねましたし、子どもたちはみんなかわいかったです。
 夕ごはんは、おんさんのおみせでたべました。
 フルーツのパインやドラゴンフルーツ、パパイヤ、きゅうり、スイカ、がありました。
 いちばんパインがおいしかったです。
 おわり


お母さんの 日記4月27日(金)

 井戸視察初日。娘の学校で親御さんたちに呼びかけて提供してもらった筆記具や歯ブラシを持参し、子どもたちに配る。観光気分で来ている自分が、かりそめにも施しみたいなことをしていいのか、子どもたちに渡すもののクォリティがバラついているのはどうなのかなどなど、いろーんな細かいことを気にしていたけど、始まってしまえば動くしかない。とにかく、機械的に渡すのはやめよう、ちゃんと子どもたちと目を合わせたいと、それだけを心がけた。
 娘にはまた別の試練があって、「一度もらった子が、もらったものを家に置いて、もういちどもらいに来る」ということにものすごーく引っかかっている。「たくさんもらう子はずるい」、まだ彼女の日常語彙にはないが、つまりは「不公平」ということ。正義感が強い、別の言い方をすれば融通のきかない、彼女の長所でもあり弱点でもある。
 つい「でも、あの子たちは、次いつこうやってもらえるかわからないんだよ」って言ってしまったけれど、帰国後思い返し、「そうだね、ちゃんと並んで、ひとりひとつずつ、っていうのを守ってほしいよね」など、いったんは寄り添ってやるべきだったと後悔。「次に行くときは、『ひとりひとつずつですよ!』っていうカンボジア語を覚えて行こうね」と話す。そんな娘だが、自分自身とカンボジアの子どもたちの「不公平」に気づくのは、いつのことになるのだろう。
SCHEC