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ボランティア体験記
「8歳あまね日記・母との語らい」

あまねちゃんとお母さん (第10回SCHECカンボジア支援活動 07年4月参加)

あまね日記 4月25日(水)

カンボジアでのこと(2) 「おてら」

 (母注※ホテルでは)おでかけをしているあいだおへやをそうじしてくれるんだけど、このにっきちょうやそういうものがあるとすぐすてられてしまうよとママがいっていたのでぜんぶ戸だなにしまいこんでしまいました。
 (母注※午前中、アンコール・トムへ)
 石でできた「かみさま」や「え」などがありました。
そしてゾウがせなかにいすをのっけて 人をのせてあるいていました。
 そして1回おへやにもどってやすんで、それから外にでて(母注※午後アンコール・ワットへ)さいご、おんなの子が「あなたかわいい」といってくれたりしたけど、その子もすごくかわいかったです。そしてものすごく高いところにのぼって、あまねはへいきだけどママがおりるときにびくびくして、あまねはママがまえなのでおそくて、たいへんでした。
 でも、ほんとにカンボジアは、すごく楽しいです。
 おわり


お母さんの日記 4月24日(月)

 アンコール・トム&アンコール・ワット観光。歴史の教科書で見ただけの存在だったアンコール・ワットが、この日を境にものすごーく、人間臭いイメージに変わった。部分部分を解説してもらったのみだが、この世とあの世のすべてを描きつくそうとしたのかと思えるほどのレリーフ群。こう言っては身も蓋もないが、8歳の子どもにはまさに「猫に小判」、「豚に真珠」。20年、30年後にまた見てほしい。ただ、その頃には私はもう、あのアンコール・ワットの急傾斜の階段はぜったいに昇り降りできないけど。
 途中の参道で、手足を失った人々が民族楽器らしきものを演奏していた。「手や足がなくても、ちゃんと元気で楽器できるんだね」と、娘はそれでも不思議そうだった。
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