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参加者が見た歯科事情/歯科活動レポート(歯科医師)
「カンボジアでの診療活動の感想」
歯科医師 笠間慎太郎さん/2007年歯科診療活動参加
短い滞在でしたが、非常に意義のある診療活動となりました。
 我々が歯科治療を行った3箇所すべてシェムリアップの町からおよそ70km、そこはいつも日本で治療しているような手の届く範囲に機材のあるような環境ではなく、木があり草が生えた校庭に椅子と机があるだけでした。周りに目を向ければ歓迎ムードのなか、治療を待つ人々と見物の人たちがまっすぐな目で我々を見つめるのです。初めは十分な設備も無く、慣れない環境に戸惑いながらも始めたからにはできる限りのことをと思い治療にあたりました。これ以上にないオークン(ありがとう)と言う言葉を貰いその場を後にしましたが、約一ヶ月経った今、患者さんが治療前よりも歯の悩みがなく過ごしているかと気にかかるのも事実です。

 保険もあり、日本ではほとんどの人が歯の治療が受けられます。しかし、カンボジアではその状況は逆であると言えます。都市部や中心街では歯科医院があるものの、我々の訪れた場所の周囲には全く見受けられませんでした。数十年前の日本であろう実態を目の当たりにし今の日本の医療と我々の職業を改めて見直す機会を与えられたと思います。
SCHEC