たくさんの患者さんが訪れましたが、チームワークで乗り切りました。 |
一昨年(2005年)、SCHECのカンボジア支援活動で歯科診療が鳥インフルエンザの影響で中止になってしまい、次こそは参加したいと楽しみにしていました。カンボジアに行くのは初めてなので、治安はいいのか、衛生面は、鳥インフルエンザはもう大丈夫なのか、と、いろいろ不安はありましたが、現地に着くと、きれいに舗装された国道沿いに大きなホテルが連立しており、そのなかの1つのきれいなホテルに私たちは宿泊しました。
建設中の建物がたくさんあり、道路にはバイクがたくさん走っていて、市場にはいろいろなものが売られていて、人も町も活気があり、勢いを感じました。
診療は想像していたよりも大変でした。寺院や小学校の野外にテーブルや椅子をセッティングして行う野外診療で、防護服、フェイスガードのほか、首にタオルを巻いて、炎天下で汗だくでした。
患者さんとのコミュニケーションは「痛い」、「口を開けて」などの単語で、細かいことは通訳さんがしてくれたので助かりました。みんなで協力し、頭を支えてもらったり、懐中電灯で口の中を照らしてもらったりしながら、抜歯をしました。虫歯や歯周病の人が驚くほど多かったです。
日数が少なかったのが残念でしたが、日頃、日本の診療所でやっている治療とまったく異なる雰囲気でできたのがよかったです。
今回の支援活動に参加できて、本当にいい経験になりました。また機会があれば、ぜひ参加させてもらいたいと思います。 |