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体験談
私は2003年度と2006年度の歯科治療に参加いたしました。2006年度に参加して、まず感じたことは、村の様子がなんとなく豊かになっていることでした。これは、シェムリアップからの移動距離に比例するものかもしれません。歯科治療をしている傍らにはアイスを売りに来る人がいて、横で子どもたちがお金を払って食べていました。また、いつもご馳走になるお昼ご飯には前回までなかった炭酸飲料がおいてありました。
歯科治療を始めてみると、人々の口腔内の変化に驚きました。2003年度は、むし歯があっても、歯周病で歯石がついていたり、動揺歯があったりする人は少なく、C3かC4であれば抜歯でOK、という処置が多かったのですが、今回は前回と異なりました。全体にプラークが付着し、広範囲のう蝕がある。抜歯までは・・・と考えるような状態でした。小児においても同じでした。これは、来年行ったらどうなっているのだろう・・・と不安がよぎりました。治療の内容についても、抜歯を希望しない方が大勢いました。 |