【2020年の学校建設計画について】

11月25日、山中事務局長と小中学校2校を視察してきました。少子化の日本と違って、子供の数は増える一方のようです。昨年カンボジアの平均年齢が25歳、それが今年は24歳と言われています。つまりそれだけ子供が生まれているということでしょう。今回視察した小中学校はそうした子供の人口増を反映したものとなりました。生徒数の増加に教室の数が不足する、1クラス当たりの人数が多すぎて適切な教育ができないなど、かつて日本が抱えていた問題もあるようです。またタイに近いために出稼ぎに行く親に同行し、勉強を中断せざるを得ない事情もあるようでした。下記は視察を簡単にまとめたものです。
5教室の校舎が完成するには4か月、2階建て8教室には7か月かかります。来年4月にはスラナール小学校、11月にはコンポンタカウ中学校の完成を予定したいと思います。
1) スラナール小学校
クロライン郡スラナール地区コックトローム村
対象村:コックトローム村、コックトナール村、スラナール村、ロムディン村
人口2665人、581世帯
現在の生徒数:幼稚園生~小学6年生(405人、うち男生徒205人、女性と200人)
年々子供の数が増えており、一昨年326人、昨年は371人だった。タイに近く、出稼ぎが多い。出稼ぎには子供を連れて行くことが多く、その間、勉強はできない。帰国して再入学する子もいる。また現在、74人の幼稚園生が通っているが、いきなり小学校に入学する子もおり、正確な数は把握できていない。
教師は現在13人で午前(7:00~11:00)、午後(13:00~17:00)の2部制だが、4時間の授業時間では不足のため、フルタイム化したい。しかし、そうすると必然的に教室の数が足りなくなってくる。
(ルンロー郡長、トムフーム校長、モーポーク教育長に聞く)
2) コンポンタカウ中学校
クロライン郡コンポンタカウ地区ドーダンタライ村
対象村:ドーダンタライ村、コックドーン村、バイチャンボハーイ村、プノンプロムバー村、コンポンタカウモイ村、コンポンタカウピー村、オータカウ村、クサック村、隣の郡のトゥームコンポンタカウカンレイ村、プノントォーイ村からも一部通う。
現在の生徒数:279人(中学1年生139人、2年生73人、3年生67人)
高学年になるに従い生徒数が減っているのは、①タイへの出稼ぎのために学校を辞める②違う学校へ通う③学校を諦めるなどの理由。コンポンタカウ中学校は2014年に設立になったばかりの学校で、教室も同小学校に間借りしているために、教室の数が足りず、他の地域の中学校に通わざるを得ない状態にある。また、家の手伝いなど
で学校に来られなくなる生徒もいる。
因みにコンポンタカウ小学校の生徒数は幼稚園生、小学生合わせて1404人で、内訳は 幼稚園生215人、小学1年197人、小学2年204人、小学3年198人、小学4年195人、小学5年199人、小学6年196人となっている。
来年の小学卒業生を考えても、中学専用の校舎建設が望まれる。
(ケアオサムナム中学校長、プリアップサーリェン小学校長に聞く)
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