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活動レポート
第14回SCHECカンボジア支援活動報告  09年3月
 第14回目となりますカンボジア支援活動を3月23日〜27日の日程で、つつがなく終えてまいりました。今回は残念ながら、井戸掘り事業のみの活動となり、参加人員も6名と、初期の頃のように少数の活動となりましたが、ご寄付いただきました井戸はこれまでにないたくさんの本数となり、111本の井戸を掘ることができました。
▲寄贈した井戸は今や生活の必需品
▲安全できれいな水でお母さんも安心です
▲井戸に集まる村の子どもたち
ルセイローク地区スピアントーチ村を中心に
111本の井戸を掘りました
 現在、カンボジアの安全な水の利用率は41%です。つまり、今も60%の人々が不潔な、非衛生的な水の利用を余儀なくされている中で、111本もの井戸を掘ることができましたことは、まことに喜ばしいことだと思います。これで、合計1180本の井戸を達成したことになります。昨年11月、1口1000円でお願いいたしました「1000本達成記念事業」では、合計10本の井戸を掘ることができました。ご寄付いただいたみなさまには心より感謝申し上げる次第です。

 今回は、昨年11月のルセイローク村の近く、やはりシェムリアップの街から70km離れたチクレン郡サンワイ地区タナルダッチ村と同じくルセイローク地区スピアントーチ村に井戸を掘りました。国道6号線からさらに5km、10km入った村です。乾季の終わりのため、相変わらずでこぼこの赤土道路にぬかるみはなく、比較的容易にマイクロバスで入っていくことができましたが、その代わり、乾燥しきって、バイクや車が通るたびに赤い土の粒子が舞い上がり、前方が見えなくなることもしばしばでした。

 2つの村に集中して井戸を掘ったためか、1本あたりの利用所帯数は1〜3所帯というのがほとんどでしたが、子どもの数が多いのには改めて驚きました。また奥に入ると一帯は水田地帯で、遠くに1軒、あるいは2軒の農家が見えます。雨季には、青い水田に囲まれて孤立するような場所で、畦道を通って遠回りして、漸くたどり着けるようなところですが、幸い、収穫が終わって稲を刈り取った田んぼをまっすぐ農家まで進むことができました。改めて同じ乾季ながら、雨季直後の11月と乾季後半の3月の、活動の違いを思い知らされました。
 今年11月の活動は11月19日からを予定しております。まだまだ厳しい経済状況が続きますが、ここは歯の食いしばり所と心得て、少しでも支援活動ができればと念じております。図々しいとは思いますが、何卒、みなさまの変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。 
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