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活動レポート
第11回SCHECカンボジア支援活動報告  07年11月
 07年11月21日〜25日までの第11回目のカンボジア支援活動も無事終えることができました。歯科医師や歯科衛生士、ボランティアの歯科グループ43名、井戸・学校視察グループ32名の参加を得た大所帯での活動となりました。22日の活動は、道路事情から従来のようにバスで活動予定地まで行くことができず、急遽、SCHECのパートナー、カンボジア国会議員であるナムさんが四輪駆動車を手配して下さり、分乗して13台の車が田舎の道を連なりました。
▲この井戸が子どもたちの健康を支えます
新たに71本の井戸を寄贈!
231所帯に活用されます。
 井戸は、合計71本の井戸を掘りました。2007年4月の支援活動と同じ、チクレン郡の国道6号線沿いに点在する村や農家に掘りましたが、隣家が離れているなどの事情により、1本あたりの利用所帯数が少ない傾向にありました。それでも合計の利用所帯数は231所帯で、1本あたり、3所帯(1所帯あたり約7人)が利用している計算になります。
雨水を溜める水瓶やつるべ式の井戸はどうしても蚊の発生源になりやいすものです。今年前半、カンボジアではデング熱も心配されたことも考えると、SCHECが活動の柱として寄贈を続けている、そのまま飲料水として飲める手押しポンプ付き井戸はまだまだ必要といえます。
▲美しい歌声が村じゅうに響き渡りました
▲念願の学校ができてみんな嬉しそう
小学校とSCHEC初の寄贈となった
中学校の開校式典に参加しました!
 学校建設事業では、初めて中学校の校舎を建設することができました。昨年、11月に視察したものの建設資金の目途がたたず途方にくれていたところ、大分県の県会議員、梶原九州男様およびその後援会の方々のご尽力で、「議員生活20周年記念事業」としてご寄付いただきました。シェムリアップの町から首都プノンペン方向に約70km離れたチクレン群のコックトロックルー村にできました。これまで小学校があっても中学校がないために進学を諦めていた地域です。SCHECが寄贈してきたプローン・サンキム、プンポー・サンキム、クラクモム・サンキム、コックトロック・サンキムの各小学校に加えて、コックトロックルー小学校の卒業生が通います。初年度の入学生徒数は約200名で、毎年ほぼ同数の生徒が入学します。

 また、2年前、埼玉県の杉戸中央ロータリークラブが校舎を寄贈してくださったのが縁で、当時、同クラブの会長でいらした伊藤典男様が自分の会社の専修学院グループとともに、プローン・サンキム小学校に2つ目の校舎をご寄贈して下さいました。子どもの数が多く、当初より教室の数が不足していたのですが、村人との約束を2年越しで果たして下さったものです。

 それぞれの開校式で、歌手の横山恭子さんがご主人のギター演奏で「ドレミの歌」、「上を向いて歩こう」の2曲を歌ってくださり、村人からも手拍子が起こって、ささやかながら、交流のひとときを過ごすことができました。
▲継続的な歯科検診の大きな成果を実感
4日間で700名の歯科診療と
寄贈した小・中学校での歯科検診を実施しました。
 歯科診療活動は、22日〜25日まで4日間行いました。診療活動予定地までの道路事情がかなり悪く、予定も大幅に狂ったために、歯科グループにとっては大変な作業でしたが、それでも約700名の患者を診療することができました。22日からの3日間は、チクレン郡の片田舎で、25日はシェムリアップの近郊で、仮設の診療所を設け、炎天下で汗だくになっての活動でした。また、毎回行っているバンテアイスレイ・サンキム小学校での歯科検診はほぼ定着して、データの方も充実してきています。加えて、コックトロックルー・サンキム中学校の生徒200人の歯科検診を行いました。今後、この中学校でも継続的に歯科検診を行っていく予定です。
 今回の支援活動に際しましては、杉並区の中学校のみなさんには、歯科診療に必要なタオルや文房具、歯ブラシを集めていただき、ライオン株式会社様からは1000本の歯ブラシをご提供いただきました。

 また、埼玉県川越市の篤志家の方からは、歯科治療に必要な自家発電機を寄贈していただきました。さらには開校式に生徒に配ったサッカーボールなど、多くの方からご厚意をいただきました。本当にありがとうございました。

 今年からNPO法人として5年目に入ったSCHECですが、いっそう充実した活動を続けていくためにも、まだまだみなさまのお力添えを必要としております。今後とも、何卒よろしくお願いいたします。
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