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活動レポート
第8回SCHECカンボジア支援活動報告  06年3月
 06年3月12日から17日までの第8回目のカンボジア支援活動も無事終わることができました。今回の現地視察は参加人員7名といつもより少ない人数でしたが、完成した70本の井戸の視察、新しくできた校舎の開会式に参加、そして新校舎建設予定地の視察を行いました。
▲為替差益を充当してできた井戸
合計70本の手押しポンプ付き井戸を
掘ることができました。
 去年の11月に第7回の活動が終わってから今回の第8回の活動まで約4ヶ月間。現地への井戸の発注は約1ヶ月前に行うため、実質的には3ヶ月という短期間で64本ものご寄付をいただき、SCHECにプールしておいた為替差益から6本補充して、合計70本の手押しポンプ付き井戸を作らせていただきました。当初、プンポーサンキム小学校の近くの農村に70本すべての井戸を掘る予定でしたが、30m掘っても井戸水の出ないところが多く、小学校の近くには10本だけ掘り、残りは前回に引き続き、アンコールワットの更に奥のバンテアイスレイ郡ロンタエック地区やトナン地区に掘りました。今回も多くの方々からご提供いただいた文房具、歯ブラシなどを参加者が手分けして村の子どもたちに配って歩きました。
プンポー・サンキム小学校校舎開校式典に参加
 新しい校舎は、シェムリアップの市街地から東へ国道6号線を通って62kmのところ、チクレン郡 プンロークロム地区ポー村にあります。前回の視察のときは1979年に建てた木造の校舎のため、天井が破れていたり、その腐朽はとてもひどいものでした。今回はみんなが安心して勉強できるように、いつもより1教室多い6教室の校舎が完成しました。この校舎には、午前午後の2部制ながら約400名の小学生が通います。さらに9月からは新入生を迎えて、500人以上の生徒が通う予定です。小学校にはカンボジア語で希望の意味の「サンキム」(SANG KHOEM)を加え、「プンポー・サンキム小学校」と名付けました。3月13日の開校式典には村中の人々が集まり、村全体で新校舎完成をお祝いしてくれました。

 これまで同様、文房具、定規、コンパス、地球儀、世界地図に加え、今回はサッカーボールやバレーボール、各教室用の壁掛け時計も寄贈できました。これからはこの新校舎で勉強し、校庭のバレーコートで元気に遊ぶ子どもたちの姿がみられるでしょう。
▲きれいな校舎での開校式典を迎えました
▲たくさんの品々を寄贈しました
新校舎建設予定地の視察
 プンポー・サンキム小学校の開校式のあと、同じチクレン郡にあるコックトロック地区クラークモム小学校を視察しました、クラークモムとはカンボジア語で熊の意味だそうです。80年代初頭に建てられた木造の小学校校舎は腐朽化が進み、雨風の強い日は一時休校にせざるえない状態でした。この学校には現在、2部制で160名の生徒が通っていますが、まだ500名を超える生徒が学校に通えていません。この子どもたち全員が通えるようになるためには6教室の校舎が必要とされています。
▲まだまだ腐朽校舎はいっぱい
 今回の活動でSCHECが寄付した井戸の合計は683本、小学校は計7校となりました。次回の活動は06年11月20日前後、1週間ほどを予定しております。これからも継続的な活動を維持していくために、今後ともみなさんのご理解とご協力をお願いいたします。
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