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活動レポート
第7回SCHECカンボジア支援活動報告  05年11月
 05年11月23日から28日までの第7回目のカンボジア支援活動も無事終えることができました。今回は、当初予定していた歯科診療活動が鳥インフルエンザの影響で急遽中止せざる得ない状態となりましたが、井戸の視察、新校舎の開校式典に17名の方が参加してくれました。
11月24日、25日の2日間、
井戸視察のためアンコールワットの奥地へ
 第6回に引き続き、世界遺産アンコールワットのさらに奥地、アンコールトム郡やバンテアイレス郡の村々に合計76本掘ることができました。利用世帯数は合計268世帯です。以前よりも井戸1本あたりの世帯数が少なくなっていますが、これは道路から離れ水田に囲まれた場所で暮らす2、3世帯のところまで足を延ばしている結果です。農村地域ではどこにいっても子どもの数が多く、参加者が手分けして、これまで寄付していただいた文房具やゴム風船などを配って歩きました。
▲カンボジアの農村地帯の様子
26日、プローン・サンキム小学校の開校式典に
全員で参加しました。
 この小学校は埼玉県の杉戸中央ロータリークラブのご協力により完成したものです。シェムリアップの市街地から東方へ舗装された国道6号線で約60km、さらに土煙の上がる赤土の道路を13km入ったチクレン郡ポンクローム地区プローン村にあります。今年3月に視察したときは雨期の大量の雨で道路も決壊しており、小学校校舎建設のためにはまず建設資材を選ぶための道作りから始めなければならないほどでした。我々のパートナーである国会議員のシアン・ナムさんが道や小橋の補修工事から始めてくれ、小学校の建設が村のインフラ整備に結びついた格好となりました。

 開校式典には、かつて悲惨を極めたポル・ポト時代にこの地に強制移住させられ、苦渋を強いられたカンボジア仏教会高僧のテップ・ボーン氏もご臨席になられ、師の言葉に集まった住民のみなさんが手を合わせて有り難く聞き入っておられました。

 杉戸中央ロータリークラブの伊藤会長はカンボジアの現状に痛く心を痛められ、「再来年の11月にもう一度来訪する。その時にはもう1校舎建てます」と住民のみなさんに約束してくださいました。開校式典が終わった後には文房具やファイザー株式会社からご寄贈いただいていた1000本のリステリンなどをメンバーで手分けして、生徒たちに配りました。
▲プローン・サンキム小学校開校式典の様子
▲カンボジア仏教会高僧のテップ・ボーン氏
▲アプサラダンスを踊る子どもたち
チクレン郡、プンロークロム地区
ポー村のプンポー小学校に視察に行きました。
 79年に建てられた、3教室の校舎と82年に建てられた2教室の校舎には現在約500人の生徒が2部制で通っています。いずれも木造で老朽化が激しく、79年に建てられた校舎は1教室が完全に破壊状態、残りの2教室も壁がなく、天井も一部をヤシの葉で覆ってしのいでいる状態です。強風の日は休校になります。次回の視察でここに6教室の校舎を建設することに決まりました。
▲老朽化で屋根のないプンポー小学校
 今回の活動でSCHECが寄付した井戸の合計は612本、小学校は計6校となりました。次回の活動は06年の3月に予定しております。これからも継続的な活動を維持していくために、今後ともみなさんのご理解とご協力をお願いいたします。
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