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活動レポート
第3回SCHECカンボジア支援活動報告  03年11月
 03年11月20日から25日までの第3回目のカンボジア支援活動も無事終わることができました。今回は歯科医20名、歯科衛生士1名、ボランティアの方々の参加により、参加者30名というSCHEC設立以来初の大規模な活動になりました。
約2000人に新鮮な水を届けました。
 今回はシェムリアップ州の14の村に合計71本の手押しポンプ付き井戸を掘ることができました。330世帯で利用し、約2000人がこの井戸を使います。井戸の視察に農村を訪れますと、キラキラ輝く瞳をした子どもたちが大勢集まってきます。彼らが健康に成長してくれることを願ってやみません。
▲嬉しそうに井戸を使ってくれています
▲文房具を配るため、教室を訪問
初めての小学校校舎建設
 SCHECで初めてカンボジアに小学校校舎を建設しました。新しい校舎は、シェムリアップ州ドームレック地区ソニコーム郡バンテアイレス村にあります。バンテアイスレイ・サンキム小学校と名付けられたこの鉄筋コンクリート造5教室の新校舎には、午前、午後の2部制で300人の子どもたちが通います。

 24日、5人の僧侶の立ち会いのもと、生徒、父母、多数のご来賓を得て、無事開校式典を執り行うことができました。カンボジア王国から、校舎を寄付してくださった吉田さんとSCHECに対して、国家再建レベルの勲章が授与されました。その際、現地で購入したノート2000冊、ボールペン2000本を寄贈しました。ご来賓のシェムリアップ州副知事によれば「シェムリアップ州内だけで未だ500校舎不足している」との話でした。早急な小学校校舎建設が必要なことを痛感しました。
3日間に亘る歯科診療活動
21日、バコン郡ローロース村で約200人の診療。
22日、ソニコーム郡のドンームレック村で約220人の診療。
23日午前中、ササースダム村で約80人の診療。

 21日から23日までの3日間、電気もない劣悪な環境の中で合計約500人の患者を治療しました。予想外に多くの人たちが診療に集まり、途中で麻酔薬や抗生剤、痛み止めを買い足すというハプニングもありました。今回は、真興広易という会社からご寄付いただいた手術用麻酔機6台を、ドームレック病院やシェムリアップ州立病院などに寄贈しました。

 また24日の開校式の後、300人の小学生を対象に歯科検診を、小学5、6年生を対象に歯のブラッシング指導を行いました。子どもたちは初めて体験する歯磨きに一生懸命とり組んでくれました。
▲炎天下の中での歯科診療活動
▲ボランティアの方の協力が欠かせません
新校舎建設予定地の視察
 23日午後、来年3月に建てる校舎の建設予定地を視察するため、ササースダム地区クチアイ村のクチアイ小学校を訪れました。ここでは、お寺の境内にある高床式の僧侶宿舎の床下で、約230人の子どもたちが勉強しています。校舎がなく、国から教師が派遣されないため、彼らには先生がいません。一刻も早い校舎の建設が必要だと感じました。
▲境内の床下が小学校
 今回の活動で井戸の合計は326本、3回目となる歯科診療活動、そして初めて小学校校舎を建設できました。われわれの活動もみなさまのご協力で、徐々にではありますが、充実してきております。これからも継続的な活動を維持していくために、今後ともみなさんのご理解とご協力をお願いいたします。
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