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第2回SCHECカンボジア支援活動報告 03年3月
03年3月10日から3日間の第2回目のカンボジア活動報告も無事終わることができました。今回は田口、山中、山崎の3人の理事に加え、事務局の森山陽子さんも参加し、合計10人で、井戸、小学校の視察をしてきました。
井戸掘り視察
今回掘った井戸の合計は81本で、シェムリアップ州のチュラウ地区、サンボアー地区、バコン地区、スロウンガエ地区の約20ヶ所に掘ってきました。これで今まで掘った井戸の合計が244本となりました。
▲寄付した井戸を使う子どもたち
小学校校舎建設予定地の視察
小学校校舎視察のため、クローライン郡スロナール地区のクルムーン小学校とソニコーム郡ドームレック地区のバンテアイスレイ小学校を訪ねました。
クルムーン小学校は全校生徒600人ですが、4教室しかなく、朝、昼、夜の3部制を採らざるを得ないばかりか、まだ150名が自宅待機だと聞きました。「学校に通いたくても通えない子はたくさんいます」と、先生の話でしたが、学校に行きたがらない子の多い日本のことを思うと考えさせられるものがありました。
バンテアイスレイ小学校は全校生徒300人ですが、木造の今にも倒れそうな小学校でした。吹きさらしの状態で、古くなった校舎が倒れないように、つっかえ棒で支えています。雨風の強い日には校舎が揺れて、屋根の瓦が落ちてくることもあるそうです。
▲クルムーン小学校で勉強する子ども
▲今にも倒れそうな木造の小学校
新しい小学校校舎を1校建設するには350万円のお金がかかります。建設期間は約4ヶ月です。今年11月に3回目の活動を予定しておりますが、そのときには、今回視察した小学校のどちらかに校舎を建設したいと考えております。次回の活動では、カンボジアの子どもたちの明るい姿が見られることでしょう。
ともあれSCHECは発足後まだ1年にも満たない未熟な集団です。これからも継続的な活動を維持していくために、今後ともみなさんのご理解とご協力をお願いいたします。