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「カンボジアボランティア体験記」
小宅愛海さん
(第31回SCHECカンボジア支援活動 17年11月参加)
今回、私はカンボジアのボランティア活動に参加した率直な感想は一週間という短い間でしたが本当に参加できてよかったということです。そして、色々なことを学ぶこともでき、もっとカンボジアという国について知りたいし自分ができる支援を行っていきたいと感じました。
カンボジアの現状や歴史的建造物というのを実際に自分の目で見て肌で感じることで、考えさせられることがたくさんありました。日本にいては経験することのできない体験を学生時代に体験できたことはこれから先自分にとって強みになると感じています。
ボランティア活動では繁華街から遠く離れたところに井戸点検や現地の小学校に行きました。とても暑い中たくさん歩き、ドロドロになりながらも一つ一つ井戸を回っていきました。その中で、雨水を貯めている家庭が多くあることに気づきました。日本では蛇口をひねればきれいで飲むことができる水が出てくる。日本では当たり前なことがカンボジアでは当たり前ではない。改めて水の大切さを感じることができました。日本では井戸はあまり重要とされていないが、カンボジアの人たちにとって井戸というのは生活するうえで重要なものであることに気づかされました。また、小学校に行ったときや井戸点検の途中ではたくさんの子どもたちと出会うことができました。日本と比べてしまうと、勉強をできる環境も十分ではなく、勉強できるのが当たり前でない。勉強をできない子どもも少なくはない。しかし、現地の子どもたちの笑顔はとても輝いているように見えました。使いかけの鉛筆や消しゴムをあげたあの時の子どものとても嬉しそうな笑顔、喜ぶ姿は一生忘れません。あげている自分もとても幸せな気持ちになりました。そして物は大切にするという言葉の意味の大切さをカンボジアの子どもたちに改めて気づかされました。
観光で行ったトゥール・スレンもとても心に残りました。その当時の写真や残っている血もそのまま残っていて中に入ると言葉では表せられない不穏な空気が今でものこっているように感じました。こんなにひどい出来事が最近起こっていたことはとても衝撃的でした。このような負の歴史もがあったことはこれから先時代が進むうえでも忘れてはいけないことだと感じました。
今回のカンボジアのボランティア活動で日本では当たり前なことはすべての国で当たり前というわけではない。当たり前は当たり前ではないことを改めて感じさせられました。自分自身が体験し、感じたことを色々な人に伝えていきたいし、多くの人たちに知ってもらいたいと強く感じました。
自分が将来教員になるという夢を叶えられたとき、子どもたちに自分が体験したことを写真や自分の言葉で伝えていき日本のことだけでなく、様々な国や様々なことを、様々な視点から見ることができるような子どもたちを育てられるよう子どもとともに自分自身も成長できたらいいと思います。
最後に、このような貴重な体験をさせてもらえる機会を作って下さった方、SCHECの皆様には本当に感謝をしております。ありがとうございました。